【交通事故編】見落としがちな足首・膝の交通事故後障害とは?

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交通事故後のケガといえば「むち打ち症」や「腰痛」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、足首や膝といった下半身の関節にも大きなダメージが加わることがあり、これが後々の生活に大きな影響を及ぼすケースがあります。
特に軽度の捻挫や打撲だと思って放置してしまうと、関節の不安定感や慢性的な痛みに進行し、日常生活や仕事復帰に支障をきたすことも少なくありません。
なぜ足首・膝の障害は見落とされやすいのか?
交通事故直後は全身にアドレナリンが分泌され、痛みを感じにくい状態になっています。そのため首や腰の強い痛みに意識が向きやすく、足首や膝の違和感は後回しにされてしまいがちです。また、レントゲンでは骨折がないと診断され「問題なし」とされるケースも多いですが、実際には以下のような障害が潜んでいます。
- 靭帯の損傷(膝前十字靭帯、内側側副靭帯、足首の外側靭帯など)
- 半月板損傷や軟骨損傷
- 関節周囲の筋肉・腱の炎症
- 微細な骨挫傷(MRIでしか発見できないケースも)
これらは時間の経過とともに症状が悪化することが多く、放置すると「歩行時の痛み」「階段昇降の不安定感」「スポーツができない」といった後遺障害につながる可能性があります。
交通事故後に起こりやすい足首・膝の症状
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 歩行時に膝や足首が抜けるような感覚
- 階段や坂道での痛み・違和感
- 関節の腫れや熱感がなかなか引かない
- 正座やしゃがみ込み動作がつらい
- スポーツ再開時にすぐ再発する
これらは「そのうち治る」と自己判断してしまう方が多いですが、事故後の外傷は通常の捻挫や打撲と違い、衝撃の強さや関節構造へのダメージが大きいため、専門的なリハビリが不可欠です。
放置するとどうなる?
足首・膝の障害を適切に治療せず放置した場合、以下のようなリスクがあります。
- 関節のぐらつきが慢性化し、将来的に変形性関節症へ進行
- 軟骨がすり減り、慢性的な膝痛や足首痛に悩まされる
- 全身のバランスが崩れ、腰痛・股関節痛・肩こりへと波及
- 後遺障害認定が必要になるケースでも、早期対応しないと認定が難しくなる
早期にやるべき対応
交通事故後に足首・膝の違和感がある場合、次のポイントを意識しましょう。
- 整形外科でMRI検査を受け、靭帯や半月板の損傷を確認
- 接骨院・整骨院でのリハビリにより、可動域や筋力を回復
- シップや安静だけに頼らず、専門家の指導のもとで早期リハビリを開始
- 通院記録をしっかり残すことで、保険会社への説明や後遺障害申請に備える
接骨院でできるサポート
整形外科での診断と併用して、接骨院では以下のような施術が可能です。
- 炎症期のアイシング・物理療法による腫れの軽減
- リハビリ期における関節の可動域改善エクササイズ
- 筋力低下を防ぐためのトレーニング指導
- 日常生活での動作改善やセルフケア指導
交通事故後の足首や膝の障害は「見落とされやすい」ことが最大の問題です。違和感や軽い痛みでも放置せず、早めに整形外科や接骨院に相談することが、将来の健康を守る第一歩となります。
まとめ
- 交通事故後は首や腰だけでなく、足首・膝の障害も多い
- 靭帯損傷や半月板損傷はレントゲンで見逃されやすい
- 放置すると将来的に変形性関節症や後遺障害につながる
- 整形外科での検査と接骨院でのリハビリを併用するのが理想
「少しの痛みだから大丈夫」と思わず、事故後の違和感は必ず専門機関で確認しましょう。
当院でも交通事故後のリハビリや保険対応のご相談を承っています。早期対応で、後遺症のない生活を取り戻しましょう。