さくら堂ブログ

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「正座をすると膝が痛い＝軟骨がすり減っている」と考える方は多いですが、実は原因はそれだけではありません。
膝の痛みは日常生活の動作に大きく影響し、放置すると正座だけでなく階段の昇降や歩行にも支障をきたします。
今回は正座時の膝の痛みの本当の原因と、セルフケアや専門的な治療の選び方について詳しく解説します。

正座で膝が痛む主な原因

膝の痛みの背景には、軟骨の減り以外にも多くの要因があります。

• 半月板や靭帯のトラブル：スポーツや過去の怪我が原因で損傷している場合、正座で関節に圧がかかると痛みが出やすくなります。
• 関節包や滑膜の炎症：関節を覆う膜に炎症があると、正座で関節が圧迫され痛みを感じやすくなります。
• 筋肉や腱の硬直：大腿四頭筋やハムストリングスが硬くなると、膝に過度なストレスがかかり痛みにつながります。
• 姿勢や歩き方のクセ：骨盤や足首の歪みが膝関節に負担を与え、正座の姿勢で痛みを悪化させることがあります。
• 体重増加：膝は体重を支える関節であり、体重の増加はダイレクトに負担を増やします。

膝の痛みを放置するとどうなる？

膝の痛みを我慢し続けると、軟骨のすり減りや関節の変形が進み、変形性膝関節症に移行するリスクがあります。
さらに痛みを避ける動作がクセになり、筋力低下や姿勢の崩れを招く悪循環に陥ります。

正座による膝の痛みへのセルフケア

初期の膝痛であれば、自宅でできるセルフケアも有効です。

• 太ももの筋肉ストレッチ：大腿四頭筋やハムストリングスを伸ばすことで関節の可動域を広げます。
• 温熱ケア：入浴や温めることで血流を促進し、筋肉や靭帯の緊張を緩和します。
• 軽い筋トレ：太もも前の筋肉を鍛えることで、膝への負担を減らせます。
• 正座の工夫：クッションを膝の下に敷くなど負担を軽減する方法もおすすめです。

専門的な治療を検討すべきサイン

以下の症状がある場合は、接骨院や整形外科の受診をおすすめします。

• 膝が腫れて熱を持っている
• 歩行中や階段の昇降でも強い痛みがある
• 膝の曲げ伸ばしで引っかかる感覚がある
• 膝がガクッと抜けるような不安定感がある

まとめ

正座で膝が痛いからといって、必ずしも「軟骨が減っている＝老化」とは限りません。
筋肉の硬さや姿勢のクセ、体重の影響などさまざまな要因が絡み合って膝の痛みは生じます。
早期のセルフケアと専門的なアプローチを組み合わせることで、膝の健康を長く維持できます。
膝に違和感を感じたら我慢せず、まずは専門家に相談してみましょう。

正座での膝の痛みを根本から改善したい方は、ぜひ当院にご相談ください。

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