むちうち症が数日後に悪化する理由と対処法

いつもご覧頂きありがとうございます。新所沢駅東口徒歩3分のさくら堂整骨院です。
交通事故やスポーツによる衝撃で起こりやすい「むちうち症」。受傷直後は痛みが軽くても、数日後にかえって症状が強くなるケースが少なくありません。この記事では、むちうち症が数日後に悪化する理由と、接骨院や自宅でできる正しい対処法について詳しく解説します。
むちうち症とは?
むちうち症は、正式には「外傷性頚部症候群」や「頚椎捻挫」と呼ばれる症状です。首がムチのようにしなって強い外力が加わることで、首周辺の筋肉や靭帯、神経がダメージを受けてしまいます。主な症状には以下が挙げられます。
- 首や肩の痛み
- 頭痛やめまい
- 手や腕のしびれ
- 吐き気や倦怠感
なぜ数日後に悪化するのか?
むちうち症の厄介な点は「時間差で症状が出る」ことです。その主な理由には次のようなものがあります。
- 炎症反応の遅れ
筋肉や靭帯の損傷による炎症は、受傷直後よりも24〜72時間後にピークを迎えることが多いです。そのため、最初は軽い痛みでも数日後に悪化してしまいます。 - 自律神経の乱れ
首には自律神経が集中しています。外傷によってバランスが崩れると、頭痛・めまい・吐き気など多彩な症状が後から現れやすくなります。 - 筋肉の防御反応
ダメージを受けた首を守るために、周囲の筋肉が強く緊張します。これにより血流が悪化し、痛みやこり感が数日後に増していきます。 - 事故直後のアドレナリン作用
事故直後は緊張や興奮でアドレナリンが分泌され、痛みを感じにくくなっています。落ち着いてきた頃に症状が強まるのも特徴です。
悪化を防ぐための初期対応
症状を長引かせないためには、受傷直後から適切に対応することが大切です。
- 無理に動かさず安静を保つ
- 痛みや腫れがある場合は氷で冷やす(アイシング)
- 首を温めたりマッサージするのは初期には避ける
- 少しでも違和感があれば医療機関や接骨院を早めに受診する
数日後に悪化した場合の対処法
症状が出てきた時点でのセルフケアと専門的な施術が回復の鍵となります。
- 温熱療法を取り入れる
炎症が落ち着いた後は、首や肩を温めて血流を改善すると回復が促進されます。 - ストレッチや軽い運動
専門家の指導のもとで行うことで、筋肉の緊張を和らげ再発予防につながります。 - 姿勢の改善
デスクワークやスマホの使いすぎは症状を悪化させます。正しい姿勢を意識することが大切です。 - 接骨院での施術
むちうち症は骨格のゆがみや筋肉のアンバランスが原因で長引くことがあります。接骨院での手技療法や電気治療によって、自然治癒力を高めることが可能です。
放置するとどうなる?
むちうち症を軽視して放置すると、慢性的な首こり・頭痛・自律神経失調などに移行する危険があります。中には「バレリュー症候群」と呼ばれる、自律神経障害が長引くケースも報告されています。早期対応が予後を大きく左右します。
まとめ
むちうち症が数日後に悪化する理由は、炎症の遅れや自律神経の乱れ、筋肉の防御反応などが関係しています。違和感を感じたら放置せず、早めに専門機関へ相談することが回復への近道です。当院でも一人ひとりの状態に合わせた施術を行っておりますので、交通事故後の不調やむちうち症でお悩みの方はぜひご相談ください。
新所沢駅東口から徒歩3分、さくら堂整骨院では交通事故治療も対応しております。お気軽にお問い合わせください。